《日本における塗料工業の現状》
- 日本における塗料生産量は150万トン/年程度にとどまっている。
- グローバルに見れば塗料工業は成長産業である。
- 海外生産量は2010年に国内生産量を追い抜いた。
《塗料産業の発展を持続するためには内需の拡大が不可欠である》
- 消費者の立場に立って新市場を創造することが必要である。高耐久性塗料や高日射反射率塗料=省エネルギー塗料のような高機能塗料を生み出す革新技術が消費者の心を掴む。
- 塗料はこれまで一貫して、長大橋のような社会資産から身の回りの製品まで、あらゆる物の表面を腐食から護ることにより、限られた貴重な資源の長寿命化に貢献してきた。現状では国内の社会インフラの多くが高齢化しており、防食塗料による保全が急務となっている。防食塗料、高耐久性塗料により社会資本の長寿命化に貢献することは内需拡大へとつながる。
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